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塗料調色技能士

塗料調色技能士は、塗料調色に必要な技能を持つ方で技能検定制度による国家資格です。塗料調色というのは、塗料の色合わせであり指定された塗料の色と容量を、できるだけ少ない原色数で、短時間で作業を行うことが求められる技能です。

目次

〇塗料調色技能士制度について

塗料調色技能士とは、職業能力開発促進法による技能検定制度の一つで国家資格となります。厚生労働省ホームページから確認しますと、平成28年度現在127種類の技能検定があります。

http://www.mhlw.go.jp//stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/ability_skill/ginoukentei/index.html

技能検定試験は、中央職業能力開発協会が試験問題を作成して、都道府県の職業能力開発協会が試験を前期と後期にわけて実施しています。

http://www.javada.or.jp/

〇塗料調色技能士の等級レベルと受験資格

技能検定資格ですが、この資格は単一級です。

〇塗料調色技能検定試験

塗料調色技能検定試験の内容は以下の通りです。

  • 試験日:年2回実施していまして、前期6~9月と後期11月~2月に開催されますが、都道府県によっては実施していない場合や日程等も違うことがあるのでご確認下さい。http://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html
  • 試験会場:各都道府県で指定された試験会場で行われます。
  • 試験内容:学科試験と実技試験について試験が行われます。
  • 試験科目:試験科目は以下の通りです。
  1. 学科試験:関連するものから、真偽法及び四肢択一法が50問出題されます。科目としては、調色一般・調色作業法・材料・塗装一般・試験及び検査・色・関係法規・安全衛生から問われます。
  2. 実技試験:塗料調色に関する実技試験を行います。製作等作業試験・判断等試験および計画立案等作業試験のいずれかか、又はそれらの組み合わせにより実施されます。平成28年の試験内容ですが、製作等作業試験として「ラッカーエナメル及び合成樹脂エマルションペイントを使用して、調色作業を行う。」が2時間15分、判断等試験として塗料及び溶剤の実物判定・色の三属性、色素及び距離の目視判定・色見本の原色混合量の判定が行われました。
  • 合格基準:それぞれ100点満点で学科試験が65点以上、実技試験が60点以上となっています。
  • 合格率:この種目だけの試験結果は非公表ですが、全種目の技能検定試験結果では厚生労働省・平成26年度「技能検定」実施情報で確認してみますと単一等級は52.9%となっています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000093483.html

〇塗料調色技能士の仕事内容等

塗料調色技能士を取得しますと、国家資格保持者として「〇級塗料調色技能士」の称号を得ることができます。資格を保持していない者が称号を名乗ることは法律で禁止されています。

この資格所持者は、ペンキ屋さんや塗装会社に勤務されている方が多いです。この資格と併せて「建築塗装技能士」も取得されているようです。関係する資格を取得することで仕事にも幅が出てきますし、キャリアアップにもつながります。

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