資格

樹脂接着剤注入施工技能士は、建設現場にてコンクリート壁やタイル等の隙間を樹脂接着剤で注入して施工する作業に必要な技能を持つ方をいいます。この資格は厚生労働省の技能検定制度による資格であり国家資格です。

〇樹脂接着剤注入施工技能士制度について

樹脂接着剤注入施工技能士とは、職業能力開発促進法による技能検定制度の一つで国家資格となります。厚生労働省ホームページから確認しますと、現在127種類の技能検定があります。

http://www.mhlw.go.jp//stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/ability_skill/ginoukentei/index.html

技能検定試験は、中央職業能力開発協会が試験問題を作成して、都道府県の職業能力開発協会が試験を前期と後期にわけて実施しています。

http://www.javada.or.jp/

〇樹脂接着剤注入施工技能士の等級レベルと受験資格

樹脂接着剤注入施工技能士の受験級レベルは現在のところ単一等級のみとなっています。

〇樹脂接着剤注入施工技能検定試験

樹脂接着剤注入施工技能検定試験の内容は以下の通りです。

  • 試験日:前期6~9月と後期11月~2月に開催されていますが、都道府県によっては実施していない場合や日程等も違うことがあるのでご確認下さい。http://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html
  • 試験会場:各都道府県で指定された試験会場で行われます。
  • 試験内容:学科試験と実技試験について試験が行われます。
  • 試験科目:試験科目は以下の通りです。
  1. 学科試験:関連する分野から、施工法・材料・建設一般・製図・関係法規・安全衛生科目が、真偽法及び四肢択一法によって50問出題されます。
  2. 実技試験:製作等作業試験・判断等試験・計画立案等作業試験のいずれかか、又はそれらの組み合わせにより実施されます。平成27年度の試験では製作等作業試験として、建築物外壁に浮き部の 穿孔(せんこう)と、エポキシ樹脂の注入作業、そして外壁のひび割れ部分の自動式低圧注入作業、またひび割れ箇所のUカットシール材充填作業と欠損部の補修の施工作業を行っています。
  • 合格基準:それぞれ100点満点で学科試験が65点以上、実技試験が60点以上となっています。
  • 合格率:この種目だけの試験結果は非公表ですが、全種目の技能検定試験結果では厚生労働省・平成26年度「技能検定」実施情報で確認してみますと単一等級52.1%となっています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000093483.html

〇樹脂接着剤注入施工技能士の仕事内容等

樹脂接着剤注入施工技能士を取得しますと、国家資格保持者として「〇級樹脂接着剤注入施工技能士」の称号を得ることができます。資格を保持していない者が称号を名乗ることは法律で禁止されています。

コンクリート補修等では、今後も補修やメンテナンス工事が公共工事で受注されていくと考えられています。新規でコンクリート構造物を構築してから数十年も経過していると、内部鉄筋との腐食によりひびわれが増えてくるからです。樹脂接着剤注入施工技能士として知識と技能を持った技術者は、建設現場でこれからも役立つ職種となるでしょう。

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