登録販売者は、薬局にいる薬の専門家です。薬剤師が有名ですが改正薬事法によって生まれた新しい資格です。薬を販売するためには、薬剤師である者か登録販売者のどちらかが薬局に常駐していないといけないことになっています。

〇登録販売者とは?

登録販売者という資格は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」という平成26年に制定された法律により定められた国家資格です。以前までは「薬事法」という法律でしたが、法律改正されたので「改正薬事法」とも呼ばれています。登録販売者が薬局で販売できる医薬品は、一般用医薬品の中から第二類医薬品(指定第二類含む)と第三類医薬品を販売できます。薬剤師は第二類と第三類医薬品も含めた「要指導医薬品」や「第1類医薬品」も販売することができます。一般医薬品用の95%以上が第二類と第三類医薬品ですから、とても需要がある資格です。

〇登録販売者の試験

登録販売者の試験は各都道府県で行われ、厚生労働大臣が定めている試験に合格しないと登録販売者になれません。

  • 受験資格:1年間の実務経験を持つもの
  • 受験会場:どこの都道府県で受けても構いません。合格後に勤務する場所の都道府県に登録申請をすることになります。
  • 試験内容:下記5分野の合計120問が出題されます。
  1. 医薬品に共通する特性と基本的な知識:出題数20問
  2. 人体の働きと医薬品:出題数40問
  3. 主な医薬品とその作用:出題数20問
  4. 薬事関係法規・制度:出題数20問
  5. 医薬品の適正使用・安全対策:出題数20問
  • 合格基準:合計で7割以上となっています。
  • 合格率:都道府県によって試験内容も違うためにバラつきがあります。受験する年度によっても違うのですが40%~80%と変動があります。
  • 勉強方法:インターネットで検索すると、通信講座や予備校の情報が出てきます。自分に一番あった方法で試験勉強をされればよろしいでしょう。

〇登録販売者の仕事

薬局では登録販売者が不在である場合には、営業はできるのですが医薬品を販売できません。不在の場合は医薬品コーナーにはチェーンを張っているのはそういうことらしいのです。登録販売者がいないと医薬品が販売できないのだから企業としてはとても欲しい存在なのです。もちろん、薬剤師がいれば医薬品の全種類を販売できますが、ちまたにひしめく薬局チェーン店に必要な時間薬剤師を拘束させるわけにもいきません。薬剤師の次の販売資格がある登録販売者はそういう意味では、これからの医薬品販売業界ではとてお必要な戦力となってくるのです。

大手ドラッグストアのチェーン店では、従業員に登録販売者試験を受験させて合格者を増やして店舗も増やしています。薬剤師の数も必要なのですが、薬剤師のいない店舗も設けて登録販売者のみの薬局も出現してきています。一般医薬品の95%が登録販売者が販売できるからです。

さて登録販売者の気になる年収ですが、正社員の方もいればパートの方もいます。正社員であれば平均20万円程度からスタートしますし、パートであれば平均1,000円前後といいます。平均年収が300万前後と言われていますので、パートの方からみればかなりの高待遇ではないでしょうか。

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