建築設備士

建築設備士とは、建築士法に基づいた資格で国家資格です。建築士の求めに応じて建築設備のアドバイスをする資格者となっています。資格を有する者は二級建築士と同等以上の資格を有する者とされています。

〇建築設備士とは?

建築設備士は「建築士法」に基づいている国家資格です。建築士法は一級・二級・木造建築士の国家資格を定めていますが、その建築士の有資格者に建築設備である空調・換気・給排水衛生・電気設備等の設計や監理へのアドバイス業務を行っています。この有資格者は二級建築士と同等以上を有する者とされています。二級建築士試験には実務経験なしで、一級建築士については4年の実務経験で受験資格が与えられます。

建築士法によって、建築士が大規模の建築物の建築設備に係る設計・工事監理を行う場合に、建築設備士の意見を聴いたときには設計図書や工事監理報告書等にて、その旨を明らかにすることされています。建築基準法による建築確認申請書・完了検査・中間検査申請書でも同様にその旨を明らかにしなければならないとされています。

この建築設備士は任意登録制となっており、国土交通大臣指定登録機関の登録者名簿に登録を行います。仕事をする上ではほとんどの方が登録をして仕事をしています。そしてこの登録者には、国土交通省の設計業者資格審査というものおいて、一級建築士と同等の資格として扱われています。

〇建築設備士の受験資格

建築設備士試験を受けるには以下の受験資格が必要です。

・大学で建築・機械・電気課程を卒業後、実務経験2年以上

・短大・高等専門学校で建築・機械・電気課程を卒業後、実務経験4年以上

・高校で建築・機械・電気課程を卒業後、実務経験6年以上

・実務経験9年以上

・一級建築士、一級電気工事施工管理技士、一級管工事施工管理技士、空気調和・衛生工学会設備士、電気主任技術者の有資格者は実務経験2年以上

〇建築設備士試験

建築設備士試験は一次試験と二次試験に分かれています。

公益財団法人 建築技術教育普及センターHPより

http://www.jaeic.or.jp/shiken/bmee/index.html

・一次試験:毎年6月頃に実施しています。学科試験となっており、建築に関する設問100問の内60点以上で合格です。合格率は30%前後を推移しています。

・二次試験:毎年8月頃に実施しています。設計図面ととなっています。合格率は50%前後を推移しています。設計図面課題は以下のようなものとなっています。

  1. 平成23年:映画館と温浴施設のある複合商業施設
  2. 平成24年:ショールームのある事務所ビル
  3. 平成25年:シティホテル
  4. 平成26年:温泉施設のある市民センター
  5. 平成27年:図書館と屋内プールのある複合施設

〇建築設備士の仕事内容等

建築設備士を受験する方は、1級管工事施工管理技士や1級電気工事施工管理技士等の建築設備関係の習熟者が受験されることが多いようです。そのような建築設備の経験から建築設備士の資格を有した場合には業界では重宝な存在として活躍も目覚ましいようです。そのような資格者の平均年収も500万円~700万円ほどだと言われています。建築士の要求に建築設備の専門的知識をアドバイスするこの資格はこれからも様々な工事現場で活躍されていくことと思います。

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