資格

管理業務主任者とは、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が制定されたことにともないマンション管理業者に設置が義務付けられた国家資格です。

〇管理業務主任者とは?

管理業務主任者は、平成13年に施行された「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」から定められた国家資格です。10世帯に1世帯がマンションを購入される昨今、マンション管理についての重要性が必要になって来たことから誕生しました。マンション管理会社は、30棟以上のマンション、つまり30組合法人以上に対して1名を専任の管理業務責任者が義務づけられることになりました。また、通常マンション管理会社は不動産会社でもありますので、「宅地建物取引士」も専任でいると思います。専任業務ということなので、専任の管理業務主任者との兼務は出来ないこととなっています。

なお、管理業務主任者と並べられる資格として「マンション管理士」というのがあります。これはマンション管理に対してアドバイス業務が出来るコンサルタント的な仕事です。管理業務主任者とマンション管理士を両方受験する方もいらっしゃいます。

〇管理業務主任者がすべき業務

管理業務主任者は、マンション契約等で以下の業務を必ず行わなければなりません。

・委託契約に関する重要事項の説明、そして重要事項説明書(72条書面)への記名押印

・管理委託契約書(73条書面)への記名押印

・管理事務の報告(77条)

上記は管理業務主任者が行えばいい職務であり、専任の管理業務主任者である必要はありません。

〇管理業務主任者試験

管理業務主任者になる為には、管理業務主任者試験に合格しないといけません。この資格は有名でもあり毎年2万人ほどが受験されます。一般社団法人マンション管理業協会が指定試験機関として毎年12月の第1日曜日に試験を実施しています。

http://www.kanrikyo.or.jp/kanri/index.html

試験科目は以下の内容となっています。

  1. 管理事務の委託契約に関すること
  2. 管理組合の会計収入と支出の調定・出納に関すること
  3. 建物及び附属施設の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること
  4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
  5. 前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること

合格には50問中35問以上の7割以上正解が求められますが、毎年合格基準ラインは33~35問で推移しています。なお合格率は毎年20%前後となっています。

〇管理業務主任者の仕事・報酬等

管理業務主任者は、独立開業した方が資格を取るのではなくてマンションを管理している会社に勤務している方が取得する資格です。ですから勤務している方には資格手当の補助という形で報酬を得ているようです。おおよそですが、管理業務主任者の平均年収はサラリーマンとほぼ同じで410万円だと言われています。少し年収が他の資格と比較すると安く感じてしまうかもしれませんが、この資格の一番いいところは安定した職業に就けるということだと思います。法律で管理業務主任者を専任することが義務づけられているからです。

マンションは戦後間もない時期に建てられた建築物もあります。そのようなマンションは契約以外には維持管理業務が主となってきます。更に今後も住宅販売には一戸建てよりも通勤を考えてマンションを決める方も増えて来ていますので益々ニーズも広がってくるでしょう。

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