不動産鑑定士

不動産鑑定士という資格は「不動産の鑑定評価に関する法律」によって定められた国家資格です。不動産の鑑定評価をする専門家として仕事をしています。

〇不動産鑑定士とは?

国家資格である不動産鑑定士とは、国土交通大臣あるいは都道府県知事の登録を受けた、不動産鑑定業者に所属して不動産の鑑定評価を行う仕事です。不動産会社や金融機関、その他企業の不動産部門でも有資格者として専門知識を活用しています。

〇不動産鑑定業

不動産鑑定士が所属する会社は、不動産の鑑定を業とする場合には「不動産鑑定業者」の登録を取らないといけません。2以上の都道府県にまたがって事務所を設けて業を行う場合には国土交通省に登録をして、1つの都道府県内だけに事務所を設ける場合は都道府県に備える不動産鑑定業者登録簿に登録をします。そして事務所には必ず1名の不動産鑑定士を常駐しなければならないのです。

〇不動産鑑定士試験

不動産鑑定士になるには不動産鑑定士試験に合格をしないといけません。短答式試験と論文式試験の試験が行われます。

国土交通省土地鑑定委員会HPより。

http://tochi.mlit.go.jp/?post_type=generalpage&p=12803

・短文式試験:5月に実施されます。不動産に関する行政法規と不動産の鑑定評価に関する理論が出題されます。それぞれ120分の試験時間です。

・論文式試験:8月に実施されます。民法・会計学・経済学・不動産の鑑定評価に関する理論及び演習科目から出題されます。この論文試験は3日間、合計12時間の長丁場実施される試験となっています。

・合格率:短文式試験が約30%前後、論文式試験が約10%前後となっています。他の士業と比べると合格者は毎年100名前後と少ないです。

〇試験合格後の実務修習

不動産鑑定士試験に合格しましたら、日本不動産鑑定士協会連合会で実施される実務修習を受ける必要があります。

http://www.fudousan-kanteishi.or.jp/jitumu_j/

実務修習の内容は以下の通りです。

  1. 講義
  2. 基本演習
  3. 実地演習

上記3単元で構成されており実務修習期間は3年です。全3単元を終了することで終了考査という試験を実施出来ます。この試験の合格率は90%前後です。この後、国土交通大臣の修了の確認手続をして、晴れて不動産鑑定士として登録することができるのです。

〇不動産鑑定士の仕事内容や報酬等

不動産鑑定士の平均年収は約700万円と言われています(厚生労働省「平成26年度 賃金構造基本統計調査」より)。またほとんどの不動産鑑定士が独立して不動産鑑定業を行っています。3年に1度の評価替えの時期である固定資産評価額の年は、評価員をしている不動産鑑定士にとっては一律して報酬が上がる年らしいです。

独立開業している不動産鑑定士もいれば、勤務不動産鑑定士もいます。特に金融系や不動産、あるいは外資系の金融機関でその専門的な知識を生かして仕事をされています。鑑定部門では企業からの不動産鑑定の依頼が主となっています。その会社の純資産の算定、買収先の資産や評価・算定などを行っています。年収も1,000万円を超える不動産鑑定士さんもいるようです。

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