土地家屋調査士

土地家屋調査士は不動産の表示登記と測量に関する登記の業務を行う仕事です。土地家屋調査士法によって定められた国家資格であり、権利義務を登記する司法書士と同時に法務局への手続き業務が多い仕事です。

〇土地家屋調査士とは?

土地家屋調査士法によって、定められた国家資格であり監督官庁は法務省です。表示に関する登記手続きを土地家屋調査士が行い、続けて権利に関する登記を司法書士が行っています。表示に関する登記手続きの為に土地や家屋の調査や測量を行いますので、測量士の方が仕事や資格の延長で試験に望む方が多いようです。

〇土地家屋調査士になるには

土地家屋調査士になるには、以下の要件が必要です。

・土地家屋調査士試験に合格した者

・法務省の職員として、登記事務に関わった経験がある者で法務大臣に認定された者

上記の者が土地家屋調査士会に入会をして、日本土地家屋調査士連合会の土地家屋調査士名簿に登録されることによって業務を行うことが出来ます。

〇土地家屋調査士試験

土地家屋調査士試験は、法務省が実施しています。

http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html

・筆記試験:8月に行われます。午前試験と午後試験に分かれています。午前試験は平面測量と作図試験です。この午前試験は測量士・測量士補、一級建築士・二級建築士の有資格者は免除されています。ですから先にこちらの資格を取る方が多いです。特に測量士補の資格を先に、もしくは一緒に勉強して資格を取るようです。午後試験は択一式で民法・不動産登記法・土地家屋調査士法から20題出題されます。又記述式問題として製図問題があります。また筆記試験には計算問題があるので、プログラム機能付きの電卓を持参することが可能となっています。

・口述試験:筆記試験の合格者に対して11月に行われます。午後の科目の範囲と、土地家屋調査士の業務の知識問題があります。

・合格率:平成26年度8.90%、平成26年度8.81%、平成25年度8.76%、平成25年度8.38%と、合格率は約8%弱を推移しています。

合格者の経歴を見てみますと,土木工学系の出身者が約半数を占めています。勤務先が測量会社や土地家屋調査士事務所であるということが多く、実務でも携わっているということと。土木工学系の学校を卒業しますと、卒業の実務経験で測量士や測量士補が申請で得られるということがあるようです。午前試験が免除されているというメリットがありますので、かなり資格取得に向けて有利に働いています。

〇土地家屋調査士の仕事内容や報酬等

土地家屋調査士の方は調査士事務所に勤務する方もいれば、独立開業している方もいます。年収は400万円~600万円ほどだと言われています。独立開業した方には、年収1,000万円を超える方もいるようです。なお、業務で関連してくる司法書士や行政書士を取得してダブルライセンスで看板を掲げて仕事を受注されている方もいらっしゃるようです。兼業をすることによって総合年収が上がりますので、効果的に事務所の運営も出来るようです。

土地家屋調査士の仕事は、測量を必ず行う仕事ですから必ず補助者が必要になって来ます。家族経営で行っている個人事務所もありますが、第3者の測量士等の有資格者を雇用している方もいます。事務所経費が多くなり平均年収が他の士業よりも少ないとも言われています。

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