資格

弁理士とは、知的財産の権利に関する業務を扱うことが出来る国家資格です。弁理士法という法律で特許に関する権利手続きを行うことができる資格です。

〇弁理士とは?

弁理士とは「弁理士法」によって定められた国家資格で、主に特許庁に出願申請する特許権、意匠権、商標権等の知的財産権利を手続きをする業務をおこなっている者のことをいいます。このような業務においては、弁理士以外の者が行うことはできないこととされています。弁理士の専権業務です。また現在では特許庁との手続き業務以外にも企業のライセンス契約の交渉や仲裁等、いろいろな業務があります。

〇弁理士となる資格を有する者

弁理士となる資格を有する者とは以下の者をいいます。

・弁理士試験に合格した者

・弁護士資格を有する者

・特許庁の審査官や審判官として7年以上の経験がある者

上記の資格を有するものが、日本弁理士会に弁理士登録をして初めて弁理士となることが出来ます。

〇弁理士試験

弁理士試験は、短文式試験と論文式試験、最後に口述試験により行われています。特許庁HPより。

https://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/benrisi_test_info.htm

・短文式:毎年5月に試験が行われます。択一式で行われておおむね65%以上の人の内から合格設定を行っています。特許法・実用新案法・意匠法・商標法・工業所有権の条約関係・著作権法・不正競争防止法が出題されています。

・論文式:6月~7月に試験が行われます。短文式試験に合格した者が試験に臨みます。不合格になった者は、翌年は論文式から試験が出来ます。翌翌年まで短文式は免除されます。工業所有権に関する法令と自分で選択した科目から出題されます。選択科目は理工I(工学)・理工II(数学・物理)・理工III(化学)・理IV(生物)・理工V(情報)・法律(弁理士の業務に関する法律)となっています。

・口述試験:毎年10月に行われます。前年、またはその前前年の論文式筆記試験に合格した者も受験出来ます。工業所有権に関する法令が出題されています。

また、合格率は6%~10%と狭き門となっています。口述試験の合格率は以前までは95%前後ということでしたが、近年では70%台に低下しているようです。受験者層ですが、理系出身者が全体の80%、そして40%が修士号や博士号を修了した者という他の士業試験とは少し違った出願者の傾向のようです。

〇弁理士の仕事や報酬等

弁理士となる資格を有している方は、行政書士の資格も保持出来ますので独立している方は両方の看板を掲げている場合もあります。平均年収は700万円~1,000万円程度と言われています。士業の中では高給取りとも言われているようです。個人で事務所を持っている方もいれば、特許事務所にて勤務している弁理士もいます。特許事務所の場合は、受注金額の3分の1、あるいは40%の手数料が自分の給料というのが相場のようです。

また企業の中でも知的財産権を有している為に、勤務弁理士の方もいるようです。そのような方には資格手当として毎月数万円を支給しているというのが多いようです。

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