資格

労働安全分野での最高峰の資格とも言われている、労働安全コンサルタントとは「労働安全衛生法第83条」に定められている国家資格になっています。公益財団法人 安全衛生技術試験協会が実施している労働安全コンサルタント試験に合格した者で、厚生労働省で備えている労働安全コンサルタント名簿に登録された者のことをいいます。

〇労働安全コンサルタントとは?

労働安全コンサルタントは、労働安全衛生法第81条によって、他の事業者等からの求めに応じて労働安全のコンサルタント業務を行うことが出来ます。その事業場の衛生に関する診断や指導を行うこととなっています。

〇労働安全コンサルタントの受験資格

労働安全コンサルタント試験を受けるには、以下のような受験資格があります。

  1. 大学で理科系等の過程を卒業後、5年以上安全の実務経験がある者
  2. 短大又は高等専門学校で理科系等の過程を卒業後、7年以上安全の実務経験がある者
  3. 高校で理科系等の過程を卒業後、10年以上安全の実務経験がある者
  4. 安全管理者として10年以上の実務経験を有する者
  5. 技術士・第1種電気技術者・1級土木施工管理技士・1級建築士資格・1級建築施工管理技士を有する者
  6. その他

実務経験を証明する書類として、事業主が証明する書類が必要です。

〇労働安全コンサルタント試験

労働安全コンサルタントの試験は、機械・電気・化学・土木・建築の5種類区分があります。どれを選択してもいいですし、違う年に別の区分資格を取ることも可能です。試験は「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」にて開催しています。

http://www.exam.or.jp/exmn/H_shikakuanzen.htm

・筆記試験:毎年10月、全国各7か所にて試験が行われます。「産業安全一般」・「産業安全関係法令」があります。

・口述試験:翌年の1月~2月、安全に関する機械・電気・化学・土木・建築部門からのいずれか一つを選択して試験が行われます。

・合格率:約2割と厳しい資格となっています。

・免除科目:保有資格によって受験科目の免除があります。例えば1級土木施工管理技士の場合「土木安全」や、1級建築施工管理技士の場合「建築安全」、第1種電気技術者の場合は「電気安全」が免除等です。

〇労働安全コンサルタント試験準備

労働安全コンサルタントの試験はかなり難易度が高いですので、受験準備が必要となってきます。本屋でもなかなか参考書が無いのが実情でして、傾向と対策として受験準備講習会等に参加された方がよろしいように思います。

一般社団法人 日本労働安全コンサルタント協会より抜粋

http://www.jashcon.or.jp/contents/training-workshop/workplace-safety

〇労働安全コンサルタント資格登録後

労働安全コンサルタントに合格をしましたら、まずは登録事務が必要です。登録申請料は現在20,000円となっています。

一般社団法人 日本労働安全コンサルタント協会より

http://www.exam.or.jp/exmn/H_consul_touroku.htm

登録後はコンサルタント業として独立される方もいれば、企業に残って労働安全の専門的アドバイスをされる方になる場合もあります。なお国家資格ということもありまして、労働安全コンサルタントとしての平均年収は600万円~700万円ほどと言われています。

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