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不当要求防止責任者

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事業所や店舗の入り口付近に「不当要求防止責任者選任済之証」という設置標識を見たことがあるでしょうか?これは暴力団関係者の不当行為について、断固反対するという意思表示をしています。暴力団員に対する 「不当要求防止責任者」 を選任しているという暴力団員へのメッセージでもあるのです。

〇不当要求防止責任者とは?

暴力団からの不当な要求を阻止する為に、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」 (以下、暴力団対策法)の第31・32条に基づいて都道府県の各1か所に「都道府県暴力追放運動推進センター」を設置しています。同センターは都道府県によって名称は若干異なりますが、推進運動として「不当要求防止責任者」研修を無料で開催してくれます。

〇不当要求防止責任者の職務

「暴力団対策法」にて、主に以下の内容が明記されています。

1.事業所での対応態勢整備に関する業務

2.従業員に対する教育実施に関する業務

3.不当要求により被害が発生した時の被害状況調査、および警察への連絡業務

4.暴力団関係排除組織との連絡業務

5.不当要求による被害を防止する業務

〇不当要求防止責任者を選任すべき事業所と選任要件

不当要求防止責任者を選任しなければならない事業所の範囲は、事業所の大小や従業員の員数等を問いません。店舗、飲食店、金融業、証券業、建設業、不動産業等で特に反社会的勢力との要求がありそうな職場では努めて選任した方が良 さそうです。この責任者の選任はあくまでも努力義務となっていますので、選任しなくてもいいのですが事業所の中で責任者を置きなさいと暴力団対策法に明記されているので、やはりこの研修を受けていただいた方がよろしいような気がします。

〇不当要求防止責任者の選任届出

不当要求防止責任者講習を受講しましたら、事業所では責任者を定めて地元の警察署(暴力団対策課担当)に責任者選任届出書を提出します。 これにより地元の 警察署との暴力団対策ネットワークが出来上がります。

〇不当要求防止責任者研修の内容

不当要求防止責任者は不定期に開催しています。受講料は無料で誰でも受講出来ます。事業所では責任者にする予定の従業員に研修を受けてもらっていることが多いです。研修内容は以下の2通りの研修があり、講習時間は2時間~2時間30分で、約半日間の研修内容です。テスト等もありませんので心配せずに研修に臨めます。

・新たに選任された不当要求防止責任者を対象に行われる選任時講習

·おおむね3年に1回行われる定期講習

〇不当要求防止責任者選任の意思表示

研修会を終了しますと、受講者個々に「受講修了書」が配布されます。そして事業所毎に「不当要求防止責任者選任済之証」が配布されます。暴力団関係者もこの研修内容はよく知っていまして、この選任済之証が掲示されているとすぐに警察に連絡が行くということを察知して、何もしないで事業所や店舗を去っていく ことがあるようです。店舗に来た方がサラリーマン風でどこから見ても反社会的勢力の人間か、わからないというお客様が来たら疑うということはまずないでしょうから、手始めにステッカー等を店舗入口付近に掲示するという意思表示から初めてみましょう。

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