注目の記事 PICK UP!

特定社会保険労務士

資格

「社会保険労務士」とは違って、先頭に「特定」という言葉がつく資格があります。この「特定社会保険労務士」という資格は社会保険労務士を有する資格の者が、労働者と事業主の間で起こる個別の労働に関する紛争を解決に導いていく手続きをしていく方です。

〇裁判外紛争解決手続「ADR

裁判までには至らない紛争を解決する手続きを、裁判外紛争解決手続(ADR)と呼んでいます。社会保険労務士法 第13条に紛争解決手続代理業の記載がされています。以下のような事柄を取り扱うことが出来ます。

  1. 都道府県労働局・都道府県労働委員会における「個別労働関係紛争解決促進法」のあっせんの手続等の代理
  2. 都道府県労働局における「男女雇用機会均等法」・「育児介護休業法」・「パートタイム労働法」の調停の手続等の代理
  3. 個別労働関係紛争について、厚生労働大臣が指定する団体が行う裁判外紛争解決手続における当事者の代理

〇特定社会保険労務士がADRで関与できる業務

裁判外紛争解決手続(ADR)にて、特定社会保険労務士が関与して業務を行うことが出来るものは以下の通りです。

  1. 個別労働関係紛争に関する依頼者からの相談・助言等
  2. あっせん申請等書類の作成や提出及び紛争解決機関への内容説明
  3. 相手側との和解交渉
  4. あっせん期日における意見陳述・和解の締結

このADRは裁判外での紛争解決手続きですので、裁判上での紛争解決手続きには関与出来ません。その場合は弁護士の範疇となります。

〇特定社会保険労務士になるには

特定社会保険労務士になるには、まず社会保険労務士登録を持っていることが必須となっています。次に以下の行程で資格を取得していきます。

  1. 厚生労働大臣が定めた司法研修を修了すること(約70時間の研修を各都道府県の社会保険労務士会で開催しています。)
  2. 紛争解決手続代理業務試験に合格すること(年に1回、11月に開催されています。)
  3. 合格後、社会保険労務士会連合会が備える社会保険労務士名簿に、上記試験に合格したことが付記されること

つまり、社会保険労務士の全員がADR業務を扱えるわけでは無いのです。

〇紛争解決手続代理業務試験

厚生労働省HPに、試験概要が掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077853.html

毎年11月に「紛争解決手続代理業務試験」は全国各12か所で開催されています。

・合格基準:第1問は70点満点で第2問は30点満点とし、100点満点中56点以上、かつ第2問は10点以上。

・受験者数・合格率:約1000人が受験をして合格率は60%前後です。

〇最近の特定社会保険労務士の現状

勤務社会保険労務士と開業社会保険労務士の内、企業に勤務している勤務社労士は企業内での労働者との個別紛争の最前線にいます。それゆえ企業から積極的に資格推奨をされているようです。社会保険労務士連合会でも積極的にこの資格取得をアピールしていて、現在では社会保険労務士の4分の1程度が取得している状況となっています。今後個別紛争問題は増えてくると予想されていますので、裁判外紛争のプロフェッショナルとなる特定社会保険労務士は世の中で必要とされてくるのかもしれません。

資格の通信講座 資格の通信講座

関連記事

  1. 資格

    キャンドル資格人気ランキング

  2. 資格

    廃棄物の焼却施設に関する業務(ダイオキシン類)に係る特別教育

  3. 資格

    電子回路接続技能士

  4. 資格

    日本茶・お茶資格人気ランキング

  5. 資格

    漢方コーディネーター認定試験口コミ評判

  6. 資格

    羊毛フェルトアドバイザー口コミ評判

  7. 資格

    めっき技能士

  8. 資格

    ボーリングマシンの運転の業務に係る特別教育

  9. 資格

    舞台機構調整技能士

資格ランキング