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船内荷役作業主任者

資格

船内荷役作業主任者とは、労働現場にて「労働安全衛生法」に基づいて、危険かつ有害な業務に就く場合に労働者に対して事業者が一定の技能講習を受講させることによって就業制限をさせています。この技能講習を受講することによって就業が可能な作業主任者(国家資格)として業務を行なうことができます。この労働安全衛生法の「技能講習」は、職業能力開発促進法の「技能検定(国家資格)」とよく間違えられますがまったく違う資格となっています。

〇船内荷役作業主任者について

船内荷役作業主任者は、「労働安全衛生規則・第14条」に記載されている業務の一つで、この就業をさせる場合においては必ず技能講習の研修を事業者が労働者に受講させなければなりません。

そしてその作業現場にて、技能講習を受講してきた「作業主任者」を選任した場合には、事業主は「作業主任者」の氏名とその者に行わせる事項等を作業場の見やすい箇所に掲示して、その場所で働いている関係労働者に周知させなければならないのです。

そして以下の職務を遂行させます。

  1. 作業の直接指揮
  2. 使用する機械等の点検
  3. 機械等に異常を認めたときの必要な措置
  4. 安全装置等の使用状況の監視等

厚生労働省:職場のあんぜんサイト(作業主任者)より

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo34_1.html

〇船内荷役作業主任者技能講習

船内荷役作業主任者技能講習は、都道府県労働局長登録教習機関にて行われています。技能講習終了後には、受講者には「技能講習修了証明書」が交付されます。

厚生労働省:技能講習終了証明書発行のお知らせより

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/gino/

なお現在の技能講習は42あります。厚生労働省:技能講習名称一覧表より

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/gino/meishou.html

  • 講習内容:船内荷役作業主任者技能講習規程で規定されています。
  • 開催日程:研修機関にて2日間で実施されます。
  • 受講資格:揚貨装置運転士、クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士免許を受けた者の中から、実務経験4年以上従事した経験を有する者
  • 試験等:技能講習終了後に簡単な試験を行われます。ほぼ研修を受けている者であれば合格ラインを取れます(各科目の得点が満点中40%以上の得点率で、全科目の合計得点が満点中60%以上の得点率)
  • 履修科目:以下の科目があります。
    1. 作業の指揮に必要な知識
    2. 船舶設備、荷役機械等の構造及び取扱いの方法に関する知識
    3. 玉掛け作業及び合図の方法に関する知識
    4. 荷役の方法に関する知識
    5. 関係法令
    6. 修了試験

〇船内荷役作業主任者の仕事内容等

船内荷役作業主任者が業務に係る作業には、この技能講習研修が必要となります。技能講習を修了していない者に対して事業者が誤った作業指示等を行うと、事故や労働災害等の重大な災害要因にもつながる可能性もあります。ですから事業者としては仕事上、労働者である従業員にこの業務をさせる場合には、必ずこの作業主任者の資格である技能講習を受講させる必要があるのです。

船舶への荷の積み卸し作業等をおこなう場合に、揚貨装置の誤操作による荷の落下防止を防ぐ等労働災害を防ぐために作業主任者は必要となっています。

この作業主任者以外にも実務や現場に応じて更に別の資格を会社から要求されることと思われます。労働安全衛生法に定められている技能講習の上位資格である免許もあり、現場に応じて取得した方がご自身にも役にたちます。技能講習の下位資格である特別教育をわざわざ後日に取得する必要はありません。技能講習終了した作業主任者の業務範囲に入っているからです。

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