粉じん作業に係る特別教育

粉じん作業に係る特別教育は、日本の建設業や製造業の労働現場にて「労働安全衛生法」に基づいて、危険かつ有害な業務に就く場合に労働者に対して事業者が学科による特別教育研修を行うことになっている作業の一つです。特別教育が必要とされる業務は「労働安全衛生規則・第36条」に規定されていて現在49種類の業務があります。

〇粉じん作業に係る特別教育について

粉じん作業に係る特別教育は、「労働安全衛生規則・第36条」に記載されている業務の一つで、この作業においては必ず特別教育の研修を事業者は労働者に受講させなければなりません。修了者には「特別教育修了証」が交付されます。

この教育を実施していない事業者に対しては6か月以下の懲役または罰金が課されることになります。さらに特別教育をおこなった時には事業者責任で受講者や科目の内容について記録を残して3年間保存しなければなりません。

厚生労働省:職場のあんぜんサイトより

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo50_1.html

〇粉じん作業に係る特別教育

粉じん作業に係る特別教育は、各事業所で講師の資格を持つ者による研修、あるいは都道府県労働局長登録教習機関にて行われます。

  • 講習内容:安全衛生特別教育規程(昭和47年労働省告示第92号)で規定されています。履修時間は4時間30分(以上)です。
  • 開催日程:おおむね、ほとんどの研修機関にて1日間で実施されます。
  • 受講資格:就業できる年齢の18歳以上
  • 試験等:特別教育の場合、履修のみとなっています。
  • 講習科目:以下のものがあります。
  1. 関係法令(1時間)
  2. 粉じんの発散防止及び作業場の換気の方法(1時間)
  3. 作業場の管理(1時間)
  4. 呼吸用保護具の使用方法(30分)
  5. 粉じんに係る疾病及び健康管理(1時間)

〇粉じん作業に係る特別教育修了者の仕事内容等

粉じん作業に係る業務には、この特別教育研修が必要となります。特別教育を修了していない者に対して事業者が誤った作業を行うと、事故や労働災害等の重大な災害要因にもつながる可能性もあります。ですから事業者としては仕事上、労働者である従業員にこの業務をさせる場合には、かならずこの特別教育を受講させる必要があるのです。

労働安全衛生法の「粉じん障害防止規則」にて定める特定粉じん作業に従事する者には、特別な教育を行うことを義務付けられています。特定粉じん作業者として、以下の業務をおこなっています。

  1. 岩石又は鉱物を動力により裁断して、彫り、そして仕上げをする作業
  2. 鉱物等、炭素原料、またはアルミニウム箔を動力により粉砕して、ふるいわけを行なう作業
  3. 研磨材を用いて動力により岩石、鉱物又は金属を研磨、または裁断する作業
  4. 坑内で、セメント、フライアッシュ又は粉状の鉱石、炭素製品、アルミニウムを袋詰めする作業
  5. 陶磁器、耐火物、珪藻土製品又は研磨剤の製造工程で屋内で混合、または動力で成型する工程
  6.  砂型を用いて鋳物を製造する工程において屋内で、型ばらし装置を用いて砂型を壊し又は動力により砂を再生する作業などが該当します。

特定粉じん作業者は、石綿を取扱いような作業現場がある場合には「石綿作業主任者」を技能講習で受講する必要があります。

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